地域密着型プロレス団体「沼津プロレス」が7月11日、「沼津プロレス・啓発活動応援プロジェクト!」の一環として「令和5年 夏の交通安全県民運動」の啓発ポスターを掲示した。
沼津プロレス・啓発活動応援プロジェクト!夏の交通安全県民運動ポスター(関連画像8枚)
2006(平成18)年9月10日に旗揚げした同団体。プロレスの試合だけでなく、音楽バンド「沼津プロレスオールスターBAND」の演奏や、地域のイベントへの参加などを行なっている。
同プロジェクトでは、「省エネルギー月間」「男女共同参画週間」「ごみ減量リサイクル推進週間」などの啓発を「勝手に」応援するという。 同団体のエースで駿河永悟こと沼津市職員の伊東永悟さんが「スーパー・ベンチプレッサー・エイゴマシン」、同団体のレスラーのキャラクターのイラストを描いている沼津市在住の漫画家茶畑るりさんが「茶ガール カテクイーン姉さん」、代表の高橋さんが「お茶戦士カテキング」に扮(ふん)し、啓発ポスターを制作し、SNSで発信している。これまでに公開したポスターは約50作品。
「コロナ禍でイベントが全くなくなり、エイゴマシン、カテクイーン姉さん、カテキングの3人でTickTokの動画撮影や、勝手に啓発週間のポスターの撮影を始めた。沼津市の職員、漫画家、ラジオパーソナリティーという環境も年齢も違う3人が三位一体となっている」と高橋さん。伊東さんは「今後も沼津の魅力の発信や沼津市民の手助けをしていけたら」と話す。茶畑さんは「マスクレスラーのビジュアルが注目しやすいから、啓発にも興味を持ってもらえると思う。メンバーは既に高齢化しているが、哀愁も取り込んで味にしていきたい。今を楽しみながらもっと年を取っても続けていき、老人が面白そうにやっているというフェーズに到達できたら」と話す。
高橋さんは「旗揚げ当初は『プロレスは野蛮、町おこしになるのか』などの声もあった。近隣出身在住のプロレスラー、地域に関連したマスクレスラー、選手のイラスト、沼プロテーマ曲、ポスターデザイン・印刷、Tシャツ制作など、とことん地元にこだわるエンタメの地産地消。これからも背伸びせず格好つけず、活動を続けていけたら」と意気込む。