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「みしまマンゴー」出荷が最盛期 三島・鈴木農園、地産地消目指す

みしまマンゴーを収穫する鈴木貴之さん

みしまマンゴーを収穫する鈴木貴之さん

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 鈴木農園(三島市玉川)で栽培されている三島産マンゴー「みしまマンゴー」の出荷が現在、最盛期を迎えている。

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 かつてキノコを栽培していたという同農園。マンゴーの栽培は16年ほど前に鈴木政夫さんが始めた。現在は政夫さんの息子で貴之さんを中心に栽培を続ける。

 貴之さんによると現在、三島市でマンゴーを栽培している農家は同農園のみ。貴之さんは「先輩農家がおらず、アドバイスや指導などもなく試行錯誤を繰り返した。寒さで木を枯らしてしまうこともあった」と振り返る。「現在は土壌改良や温度管理を徹底している」とも。

 同農園が栽培する「アーウィン」「キーツ」の2品種は6月下旬と7月下旬に収穫期を迎える。およそ3万個の収穫・出荷では、鈴木さん家族4人が休みなく作業にいそしむ。貴之さんは「マンゴーを待っているお客さんを想像すると、休んでもいられない」と笑顔を見せる。

 現在、三島市内の飲食店の協力で、同農園のマンゴーを使ってもらうイベント「三島mizumizuマンゴーをさらにおいしく食べる会議」を行っている。今年で6回目。地域の恒例行事に成長したという。

 貴之さんは「自身の作ったマンゴーが地域で愛されるのはうれしい。さらに品質を高め、地消地産のマンゴーを目指していきたい」と話す。

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