伊豆半島の写真を使った写真絵本作りのワークショップが11月5日、伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」(伊豆市修善寺)で行われた。
同ワークショップの講師を務めたのは、写真家で写真絵本作家でもある小寺卓矢さん。小寺さんは、「説明的でなく、感じたことを伝える」などと伝わりやすい表現や言葉を使った絵本作りをアドバイスした。
小寺さんから絵本作りの指導を受けた参加者は、約2時間で写真絵本を完成。完成後の発表会では、小寺さんが「ゆっくり見せる、話す」など伝え方をアドバイス。参加者は、「つぶのあつまり」「平和を祈って」などのタイトルを付けた作品を、写真を見せ短い文章を読んで発表した。
参加者の一人で加藤凜さんは「文章を考えるのが難しかったが、すごく楽しかった」と話した。
同ワークショップを企画した「美しい伊豆創造センター」(同)の塚本春奈さんは「小学校低学年以下の子どもでも楽しみながら参加できるワークショップとして企画した。実際には、4歳の参加者もいるなど、幅広い層に参加してもらえた。伊豆半島の自然資源などを多様な切り口で伝える手法を学ぶ良い機会として、今後も継続して行っていきたい」と話す。