沼津市内の自然や文化資源を集めた「ぬまづの宝100選」を巡って写真を撮影し、ポイントを獲得した人を表彰する「ぬまづの宝100選学会」の表彰式が12月8日、沼津市役所で行われた。
「ぬまづの宝100選」広報大使の市公認ご当地バーチャルキャラクター「西浦めめ」がデザインされた会員証
「ぬまづの宝100選」と本人が写った写真を撮影して得点を集める同学会制度。それぞれの難易度によって1点~10点の得点が設定されている。「ぬまづの宝100選」は2011(平成23)年9月に制定され、「目指せ!100選マスター」制度が2015(平成27)年4月に始まった。市制100周年を機に2023年7月に「ぬまづの宝100選」が刷新され、「目指せ!100選マスター」制度が「ぬまづの宝100選学会」に変更され、認定称号が「名誉会長」「会長」「研究員」「一般会員」となった。
77カ所を巡り153点を獲得した村松香織さんが「研究員」に、75カ所129点を獲得した齋藤貴斗さんと64カ所125点を獲得した田代浩見さんが「一般会員」に認定され、表彰式には村松さんと齋藤さんが出席した。「ぬまづの宝100選」広報大使の市公認ご当地バーチャルキャラクター「西浦めめ」がデザインされた会員証が初めて交付された。
富士市在住の主婦村松さんは「『ぬまづの宝100選』のロゲイニング企画の告知を見かけてチャレンジした。運転免許を持っていないので、友人の力も借りながら100選巡りをした。『河内の大スギ』や戸田に行くのが大変だったが、タカアシガニをおいしくいただいた。桜の時期にポイントを稼ぎ、1つ上の『会長』を目指したい」と話す。
伊豆の国市在住の大学生齋藤さんは「1日や2日で沼津を巡り一般会員を目指そうと思ったが、沼津はとても広く無理だった。沼津アルプス縦断には6時間ほどかかった。隣の市でも知らないことがたくさんあり新たな発見があった。名誉会長を目指していきたい」と話す。
広報課の林伸晃課長は「7月にリニューアルされ早くも3人の認定者が出た。ダルマ夕日や沼津アルプス縦断は難易度が高いが、多くの人に名誉会長を目指してほしい」と話す。