「木のおもちゃカフェ SOWERS(ソワーズ)」(沼津市五月町)が1月6日、オープンした。
店舗面積は約80平方メートルで、席数は、テーブル席=10席、ソファ席=10席。電源を備えたデスクワーク用カウンター席=4席。キッズスペースには、くぎを使わないで製作した木組みのロフトスペースを備える。来店者が自由に遊ぶことができる積み木やバランスボード、人形などの木のおもちゃ約30種類や絵本約30冊、動物の図鑑や詩集など大人の読み物なども用意する。
提供するメニューは、「ブレンドコーヒー」(650円)、「カフェラテ」(770円)のほか、「みかんジュース」「発酵ソーダ」、残留農薬検査済みの「オーガニックハーブティー」(以上660円)、「スコーン」「マフィン」(380円)、「クッキー」(250円)などを用意する。パームオイルと人工香料不使用のボディーソープや、国産の固形シャンプーバー、せっけんなどの販売も行う。
店主の松浦梨菜さんは沼津市出身で、3歳と1歳の男の子を持つ母親。大学卒業後に米国で修士号を取得し、ニューヨークとナイジェリアで仕事をしていた。長男の出産を機に日本へ帰国し、生まれ育った沼津で子育てする。
松浦さんは「米国には子どもが遊びながら親がリラックスできるプレーカフェが点在していて、母親がパソコンを広げて仕事しながら子どもが遊ぶ光景が見られる。沼津にも次世代を担う子どもたちが木の温もりを感じながら自然を大切にする気持ちを育み生き生きと過ごせるプレーカフェを作りたいと思った。家族だけでなく地域で子育てしていく場にしていけたら」と話す。
富士市から訪れた吉平果南さんは「おもちゃがたくさんあり、おやつも食べることができキッズスペースが広々していて、子どもはとても満足しているよう。プレオープン時には、帰りたくないと言っていた。コーヒーもおいしく、大人もリラックスできる空間」と話す。
松浦さんは「今後はヨガや英会話、アート教室などを開催していく予定。貸し切りで子どもと一緒に誕生日会や、忘年会、同窓会などを開くこともできる。子育て中に一息つきたい人など誰でも気軽に来てほしい」と呼びかける。
営業時間は10時~16時30分。月曜・火曜定休。