沼津市在住の中学3年のシンガー・ソングライターKOKONAさんのデビューシングル「無名15(むめい)」が1月10日、配信された。
自身初となるオリジナルソング。アコースティックギターを弾き語るKOKONAさんの歌声にバンドアレンジを加えた。常識にとらわれず、型にはまらず、ありのままの中学生としての素直な気持ちを歌詞に込めたという。
子どもの頃から歌うことが好きだったというKOKONAさんが初めて人前で歌を歌ったのは小学4年生の時。地元・日枝神社の祭りののど自慢大会に飛び入りして、中島みゆきさんの「糸」を歌ったという。小学5年生になってからは祖父からアコースティックギターを教わった。
KOKONAさんは「自分の声は低く小さいので人と話すのが得意ではなかったが、マイクを通すとこちらを見てくれる人や聞いてくれる人がいる。自分の思っていることを歌に乗せると感情を届けることができる。MCも最初は苦手だったが、路上ライブを続けることで慣れてきて、自分の世界観を作れるようになってきた。渋谷のライブには地元から20人ほどが応援に駆け付けてくれ、歌い始めると泣いているのがステージから見えてうれしくなった」と話す。
現在は新曲をプロモーションしながら各地で演奏を披露するKOKONAさん。沼津には東京のライブハウスに団体で応援に行くファンもいる。ファンの一人は「デビュー曲がヒットし、日本を代表する歌姫になってもらいたい」とエールを送る。
「今年の初詣では『日本レコード大賞新人賞が取れますように』と絵馬に書いた。3年後には武道館でライブをし、ドラマの主題歌も担当してドラマに友情出演もしたい。シンガー・ソングライターとしてだけでなく芸術家や表現者としても思いを伝えたい」と意欲を見せる。
「無名15」はApple MusicやSpotify、Youtube music、Line musicなど48サイトで配信する。