ちゃんぽん専門店「Shinnaka Chanpon」が4月3日・4日、沼津新仲見世商店街にあるシェアキッチン「PASO」(沼津市大手町)にテストオープンした。
各日30杯限定で沼津産の「プチヴェール」新タマネギ、三島産のワサビ菜、小松菜の菜花、伊豆の国産の白アワビタケ、富士市産のキクラゲ、富士宮産のニンジンなど、野菜をふんだんに使ったちゃんぽんを提供した。価格は設定せず、客がそれぞれ決めて支払った。
PASOを運営する一般社団法人「レーンスケープ」(上土町)の小松浩二さんは「街中で働く人や住んでいる人たちに、街にあってほしい店を聞いたところ、麺の店や野菜がたくさん食べられる店という声を多く聞いたため、ちゃんぽんの店をテストオープンした」と話す。
メニュー企画担当で不動産会社「貰賃」「さかさま不動産」(長泉町納米里)の赤坂憲志社長は「あえて魚介類などを入れず、沼津近郊の野菜を300グラムたっぷり入れた『野菜をおいしく食べられるちゃんぽん』をテーマにした」と話す。
小松さんは「来店客からはクリーミーなスープ、珍しい野菜が食べられたなどの声をもらい女性からも好評だった。長崎出身の人からもスープと麺のバランスに太鼓判をもらった」と話す。「オペレーションを整え、夏までにPASOにオープンし、その後は店を開きたい人や起業したい人に引き継ぐ予定。街のにぎわいをつくるきっかけにできたら」とも。