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沼津「あわしまマリンパーク」が営業再開 雨の中多くのファン訪れる

(左から)あわしまマリンパークの伊藤裕支配人、頼重秀一沼津市長、今村クニト社長

(左から)あわしまマリンパークの伊藤裕支配人、頼重秀一沼津市長、今村クニト社長

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 沼津の離島・淡島にある水族館「あわしまマリンパーク」(沼津市内浦重寺)が7月12日、新体制で営業を再開した。

再開したあわしまマリンパーク(関連写真4枚)

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 同館は1963(昭和38)年7月、前身の「淡島海洋交園」として開館。1984(昭和59)年に現在の名称に変更した。魚類のみならずアシカやイルカ、は虫類などの飼育・展示なども行い、年間8万人ほどの来館客があった。施設の老朽化などを理由に今年2月25日に閉館、4月に放送作家の今村クニトさんが旧経営陣から株式を取得し、社長に就任。再開を目指し準備を進めてきた。

 健全な経営を目指し、入園料を今までの2,000円から3,000円に値上げした。小学生以下は1,500円で、15人以上の団体には割引きを適用する。アシカショーなどは今月20日をめどに再開を目指す。

 島に渡る船の乗り場には、開園前から約100人が列を作った。9時半の第1便では、来館者が今村社長とハイタッチしながら乗船。来館者に向けてあいさつした今村さんは「皆さんのおかげで再開することができた。ボランティアの人たちの力添えや、生き物を守ってくれた職員たちにも感謝しかない。辛い時にはラブライブの曲を聴いていた」と話した。

 頼重秀一沼津市長は「『ラブライブ!サンシャイン!!』の大切な聖地であるあわしまマリンパークの閉園に心を痛めていた。何とかしたいと思っていたところに今村クニトさんが現れ、今日の良き日を迎えることができた。雨の中集まってくれた皆さんに感謝している。今村さんの人脈にも期待したい」と話した。

 神奈川県から訪れた石渡文裕さんは「雨の平日だがチケット売り場には長い列ができていた。あわしまマリンパークの再開を心待ちにしているファンが笑顔で並んでいたのが印象的だった」と話す。

 今村さんは「一度見たら絶対好きになる、そんな水族館にしていきたい。みんなの力を少しずつ借りて走り続けたい。必ず何かしらで世界一を目指していく」とも。

 営業時間は9時30分~17時。

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