「あわしまマリンパーク」（沼津市内浦重寺）が現在、イベント「アメフラシバックヤードツアー」とアメフラシの展示を行っている。

アメフラシバックヤードツアーの様子

　梅雨の時期に合わせて企画。展示しているアメフラシに触れたり、普段入れない水族館のバックヤードを見学できたり、アメフラシについての解説などを飼育員から聞いたりできる。採取に合わせアメフラシを展示したことはあるが、バックヤードツアーは初めてだという。

　同館飼育課魚類担当者の三井遼さんは「諸説あるが、身の危険を感じた時に出す紫色の液体が雨雲のように見えることがアメフラシという名前の由来とされる。今回のイベントは、梅雨とアメフラシの名前に合わせて開催のタイミングを狙った」と明かす。

　気象庁によると、東海地方は6月14日、梅雨入りしたと見られる。平年より8日遅く、昨年より1日遅い。

　展示を見学した沼津市内在住の30代の女性は「関東の梅雨入りが早く、沼津はいつ梅雨入りするのか気になっていた。（梅雨入りのニュースを聞いて）施設内のアメフラシやアジサイをより身近に感じた」と話す。

　展示時間は10時～16時30分。バックヤードツアーは12時30分と14時30分の2回。6月30日まで。