飲食店「かにや」(沼津市戸田)が10月30日、戸田の生き物や船などをモチーフにしたオリジナルカプセルトイの販売を始めた。制作したのは、3Dプリンターを使ったものづくりに取り組む戸田出身の羽入弘義さん。
タカアシガニの「かに恵ちゃん」(関連画像3枚) = 沼津「かにや」にオリジナルカプセルトイ 3Dプリンターで13種用意
カプセルトイは全13種類。6種類とシークレット1種類からなる「パート1」と、別の6種類と共通のシークレット1種類から成る「パート2」に分け、2段式のカプセルトイ機で販売する。価格は1回500円。
「パート1」は、呼び込み係の「かに男」、板前の「おじさん」、接客係の「ピカアンコウ」、レジ係の「ゴメンダコ」、かにやの漁船「光徳丸」、潜水調査船「チンアナ号」の6種類と、シークレットの「社長のタカちゃん」。「パート2」は、タカアシガニの「かに恵ちゃん」、ホウボウの「おばさん」、アオリイカの「あおられイカ」、メヒカリの「ひとりぼっち」、かにやの漁船「かにや丸」、「オニカサゴ」の6種類で、シークレットは「パート1」と共通となる。
制作のきっかけは、羽入さんが「道の駅 くるら戸田」で開かれたイベントに出店したこと。イベントに合わせて初めてカプセルトイを制作したところ、予想以上の反響があったという。
羽入さんは「これは土産店にも置いてもらえるのでは」と考え、イベント終了後、その足で「かにや」を訪れた。店側に相談すると、すぐに快諾を得たという。
羽入さんは「せっかく作るなら、ここにしかないオリジナルのものにしたい」と考え、「かにや」の山田隆継社長と相談しながらキャラクターや設定を考案。店側からのリクエストも取り入れながら制作を進め、最終的に13種類が完成した。
制作は、まずデザインを考え、専用ソフトを使って立体データを作成。そのデータを3Dプリンターに送り、立体物として出力する。制作時間は形状や使用する色数によって異なり、単色の場合は1体約45分、3~4色使う場合は4~10時間ほどかかるという。
制作で特に意識しているのは安全面。子どもが触ったり、口に入れたりする可能性も考え、簡単に折れにくい構造になるよう工夫している。
羽入さんは「観光で戸田に来た人が、戸田にしか売っていないオリジナルのものを手にして喜んでくれたら。家に持ち帰り、それを見た時に戸田で過ごした時間や戸田のことを思い出してもらいたい」と話す。一部商品には「戸田」の文字も刻印している。
今後、戸田だけでなく沼津港周辺での展開も予定している。