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沼津で「奥駿河湾海上花火大会」 駿河湾に1500発の花火

奥駿河湾海上花火大会の様子(写真提供=進藤雅由さん)

奥駿河湾海上花火大会の様子(写真提供=進藤雅由さん)

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 「第2回奥駿河湾海上花火大会」が8月10日、内浦漁協広場(沼津市内浦三津)で行われた。

花火大会の様子(関連写真3枚)

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 内浦では、内浦観光商工会が昭和50年代に花火を打ち上げ始め、同商工会がNPO法人「奥駿河燦燦(さんさん)会」となったのを機に2007(平成19)年から名称を「奥駿河湾海浜祭」とし、年1回開催してきたが、「奥駿河燦燦会」メンバーの高齢化などもあり、20回目となる2022年で花火大会を終了した。地元商店店主などで組織する「奥駿河湾海上花火大会実行委員会」が引き継ぎ、昨年から花火大会を行っている。

 第1部は一般協賛の部、第2部は追悼花火・お祝い花火の部、第3部はアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」コラボとして同アニメに登場する主人公グループAqours(アクア)の楽曲「未来の僕らは知ってるよ」に合わせて計約1500発の花火を打ち上げた。会場にはピザや「まぐろ串」、駄菓子など約20店が出店した。

 実行委員会の瀬川公伸さんは「花火大会の継続を望む声が地元だけでなく県外からも多く寄せられ、何とか続ける方法はないかと模索した。昨年は手続きなどが間に合わず12月に冬の花火として開催したが、今年は夏に開催することができた」と話す。

 沼津市から訪れた9歳の男児は「色が鮮やかで、すごくきれいだった。まぐろ串もおいしかった。来年も家族で見に来たい」、沼津市から訪れた40代男性は「初めて来たが、過去と現在が合わさったような懐かしい感じのお祭りと花火大会だった。来場者の歓声と掛け声が合わさって胸に響く花火だった。目の前で上がる花火は音も含めて大迫力だった」と、それぞれ話していた。

 瀬川さんは「10人弱で実行委員会を運営している。協賛金を集めるためにアニメファンに呼びかけたり、募金箱を設置したりした。花火の打ち上げ数は多くはないが、間近で発射され、頭上で上がる迫力が魅力。続けていくのはとても大変だが、『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地ならではの花火大会として毎年続けていきたい」と意気込む。

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