イベント「てっぽう町音楽夜会」が10月27日、沼津ラクーン(沼津市大手町)で行われる。
かつて沼津城があった頃に、「鉄砲町」と呼ばれていた沼津市大手町2丁目と3丁目の間の通りにあるバーや飲食店が開催する同イベント。2012(平成24)年から「沼津のバー文化と音楽を愉しむ日曜日」として春と秋の年2回開催している。
20回目となる今回は、「沼津ラクーン」8階と屋上の2カ所を会場に、8店のバー「Frank」「FARAO」「Gato Bar」「SESERAGI」「Ninoe」「EROS」「SOBARLU」「ねこと白鳥」とケバブやパスタなどの飲食店が出店する。ステージでは「若林みわwith The TenngBand+中村公美」や「真由美trio」などのジャズライブやベリーダンサーMomoさんのパフォーマンスなどを投げ銭スタイルで行う。
1967(昭和42)年創業の老舗「Frank」の相原勝さんは「ホテルの専門学校を卒業し、ホテルマンとして仕事をしていくつもりだったが、酒やバーのことを調べるうちにバーテンダーという仕事に興味を持った。ヨーロッパでは人生の最後にはバーに行けという言葉もあり、来店客の人生の何万分の1かの人生に寄り添える仕事。バーは沼津の観光資源。小さい町にバーがこんなにたくさんある場所は全国的にもなかなかないと思う。このイベントでバーを知り、お客さまの選択肢を増やすきっかけになれば」と期待を込める。
「ねこと白鳥」オーナーバーテンダーの池田光洋さんは「名だたるバーテンダーが一堂にそろうぜいたくな場。『てっぽう町』の酒と音楽がある最高の時間を多くの人に楽しんでほしい」と話す。
入場料は4,000円(ドリンク代別途)。