茶葉の製造・販売や土産店を経営する蔵屋鳴沢(伊豆の国市中、TEL 055-949-1208)で4月25日から、新茶の茶摘み体験が始まった。
同店は国の指定史跡である韮山反射炉の脇にあり、緑茶の製造・販売のほか、ビアホールや土産店の運営なども行っている。今回の体験は新茶の季節となる恒例の行事で、約40年ほど続けられている。
体験内容は、製茶工場の工場見学を行った後、茶摘み娘の衣装に着替えて約4,000坪ある茶畑に向かい、20分ほどの茶摘み体験を行えるもの。茶摘み娘のコスプレをしながら体験するのは珍しく、例年バスツアーが組まれるなど、多くの来場者が訪れる。
茶摘み体験後は自身で摘んだ新茶の芽のほか、体験で頭部に被った手ぬぐいをお土産として持ち帰ることができる。同施設担当の武田恵子さんは「持ち帰った茶葉は天ぷらやサラダに添えるのがおすすめ。八十八夜に近い今の茶葉は香りと甘みが特徴的だ」と話す。
この日体験を行った都内在住の30代の女性は「友人たちと伊豆旅行の一環でやってきた。茶葉の香りもとてもよく、家に持ち帰ったらサラダにして楽しみたい。コスプレもできて、記念撮影もした。よい旅行の思い出になった」と話す。
イベントは6月末まで行っているが、ピークはこのゴールデンウイーク。武田さんは「この連休は混みあうが、八十八夜と言われている5月1日には余裕がある。ぜひ季節の旬を体験しにきてほしい」(武田さん)
体験は要予約。価格h1,300円(5月末まで。6月から1,250円)