三島で「銀河鉄道の夜」楽しむ天体観測会 文学館と天文台がコラボ

鑑賞後に実際の星を観察する子どもたち

鑑賞後に実際の星を観察する子どもたち

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 三島市の大岡信ことば館(三島市文京町)で7月25日、天体観測会「ジョバンニがみた夜空」 が開催された。

 同イベントは同館で開催中の展覧会「ますむらひろしが描く宮沢賢治の世界」の一環。天体観測会は同館の鑑賞後に、月光天文台(函南町桑原)の協力で行われた。

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 この日の参加者は小中学生8人を含む27人。閉館後に集まった参加者は、学芸員の解説を聞きながら展覧会を鑑賞し、その後バスで月光天文台に移動。一行はプラネタリウムを鑑賞した後、望遠鏡で月面や土星を観察し、屋上で夏の星空について解説を受けた。

 鑑賞後、宮沢賢治の作品にも頻繁に登場する鉱物や化石を展示している併設の地学資料館も見学。参加した小学3年生の男児は「望遠鏡をのぞいたのが楽しかった。月をあんなに大きく見たのは初めて」と話していた。

 参加者には月光天文台が作成した全30ページの「星のしおり」を配布。しおりでは物語の中に登場する星図を丁寧に紹介し、「銀河鉄道の夜」は、登場する星座から夏が舞台になっていることが分かっていることから、登場人物たちが見た星空に近い空を見上げての観察会となった。

  参加者の30代女性は「『銀河鉄道の夜』をテーマに文学・美術と天体を一緒に楽しめる充実したイベント。月光天文台は遠くてなかなか行けないのでよかった」と笑顔を見せていた。

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