小室山（伊東市川奈）で9月27日、イベント「小室山山頂お月見会」が開催された。

雲間から覗いた月を見て、一同に見上げる来場者

　今年で7回目を迎える恒例の同イベント。ロープウエー山頂ウッドデッキに設置されたステージで、マジックやジャグリングショー、伊東少年少女合唱団による発表会、キャンドルナイトなどを行い、約500人の参加者を楽しませた。

　当日の伊東市周辺の天候は曇りで、午前中は小雨が降るなど、中秋の名月を見るのには恵まれない天候だったが、夕方以降に回復。ハープの演奏が終了し、20時に始まった抽選会の途中、雲の切れ間から満月が姿を現すと、山頂にとどまっていた観客は歓声を上げ、記念撮影などを行っていた。

　会場で記念撮影をしていた三島市在住の30代男性は「今日はもう見られないと思っていたが、見事な月が見られて遅くまでいたかいがあった。雲から見え隠れした方が貴重性が増して、より美しく見える」と感想を話した。