沼津あげつち商店街で10月17日、イベント「きつねの嫁入り行列2015」が開催された。
1579(天正7)年建立の「上土朝日(あげつちあさひ)神社」(沼津市上土町)にまつわる伝説が発祥の同イベント。先導歌が流れる中、渡し船でキツネ姿の花嫁が来場し同神社前で挙式した花嫁行列が商店街を練り歩くもので、今年で7回目となる。
イベントでは新郎新婦だけでなく、パレードの参加者や警備や関係者らもキツネメークで参加する。今年は300人以上が顔にキツネのメークを施し、式に参列した。
今年の新郎新婦役は、沼津ラクーンよしもと劇場のオープンと共に「沼津住みます芸人」となった、よしもとクリエイティブエージェンシー所属のお笑い芸人・富士彦さんと妻の貴子さん。2013年に入籍をしていた2人だが、結婚式は今回が初という。
船頭の案内で船に乗って会場入りした貴子さんはキツネのメーク姿で登場。同じくメークをした車夫が人力車を引き、新郎の富士彦さんと顔合わせ。2人は神社の前で結婚の祝詞(のりと)をあげ、多くの人たちから祝福の言葉を受けた。
富士彦さんは「沼津を盛り上げるため昨年引っ越してきたが、今回のイベントで沼津の人々から盛り上げてもらい感謝している。今後は笑いの絶えない家庭を作りたい」と笑顔を見せていた。