稲取の観光名物であるイベント「第19回雛(ひな)のつるし飾りまつり」が、1月20日から文化公園雛の館(東伊豆町稲取)を中心に始まった。
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同イベントは今年で19回目。同地域では江戸時代後期から、ひな壇でひな人形を飾る代わりに、天井から赤い糸でキンメダイや香袋など、縁起物に模した飾りをつるす。その歴史は100年以上受け継がれ、女の子の良縁や健康を願って行われる。
メーン会場である文化公園にある雛の館内には、1万7000体以上のひなが飾られ、会場にはキンメダイのつるしびなや、スワロフスキーでデコレーションされたひななどの変わりびなも。
会場中心には、長さ5メートル、1対に6409個のひなが付いた巨大つるし飾りと、17段・151体のひな壇が観光客の目を楽しませる。岐阜県から来た60代の女性は「巨大なひな壇は何度も見たことあるが、つるしびなは初めて。どれも表情があり、見ていて飽きない」と話す。
3月31日まで。