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三島のIT企業がサツマイモで名刺 「モノがたる名刺」で地域アピール

商品たちを持つ梶山社長、旗持さん、尾島さん

商品たちを持つ梶山社長、旗持さん、尾島さん

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 三島でシステム開発・OAメンテナンスを行うアイティエス(三島市梅名)が4月1日、サツマイモのツルを使った名刺「うぶすな紙」の販売を始める。

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 同商品は、三島の名物であるサツマイモ・三島甘藷(かんしょ)のツルの部分を繊維にほどき、パルプと混ぜ合わせて作る再生紙。同紙の特徴について、開発を担当した尾島勝課長は「触感がでツルの粒が見える」と話す。

 商品開発のきっかけについて、同社の梶山康行社長は「三島甘藷はJAや商工会、市役所など一緒になって推し進めているブランド。このブランドや三島の魅力を伝える商品を作りたかった」と話す。さらに、「紙の特徴からこの商品をきっかけに三島の良さなど、名刺交換の際に語れる機会を得られ、セールスすることも可能。名刺を持つみんなが三島の良さを語ることができれば地域活性にも役立つ」と話す。

 同商品はすでに地域の企業が導入を予定しており、商品開発の幅も広げていく予定。デザインを担当する旗持梢さんは「名刺に限らず、はがきやショップカードなどの転用にも使える。今後はサツマイモだけでなく、伊豆の地域に合わせた素材も使っていければ」と話す。

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