函南町にある「月光天文台」が9月23日、リニューアルした。
同天文台は1957(昭和32)年に開設された天文台。同施設は天文観測所やプラネタリウム館、地学資料館から成る施設で、太陽や宇宙に関する展示のほか、プラネタリウム上映、イベントなども行っている。
今回リニューアルしたのは、天文観測所と地学資料館が併せた新施設。地上4階建ての施設は、天文観測のコーナーを「コスモワールド」、地学資料館を「ジオワールド」として、それぞれリニューアルした。
リニューアルの目玉は、直径2メートルの太陽像を映す太陽望遠鏡。新館4階に設置された太陽望遠鏡は、コンピューター制御で常に太陽を自動で追い続け、およそ12メートル下の1階で影として投影する。
投影する太陽の像は、およそ本物の7億分の1のサイズで、大きさを分かりやすく作った地球の大きさは、わずか2センチほどになるという。
神田善國副台長は「今までよりも大きな太陽の姿を見ることによって、黒点などの太陽の動きなども知ってもらいたい。今後は月や星だけでなく、太陽を観察するイベントなども仕掛けていきたい」と話す。
公開時間は9時30分~17時。入場料は、大人=600円、小中学生=300円、未就学児無料。