伊豆箱根鉄道は現在、ハロウィーン向け特別車両「ハロウィン電車」を駿豆線沿線で運行している。
車両は3両編成の「2201車両」をベースにしており、車内をハロウィーン仕様に装飾した特別モデル。装飾は切り絵作家の水口千令さんと伊豆箱根鉄道職員、修善寺地区の小学生らが作った切り絵を貼り付けた車両や、地域のスーパーと飲食店らによるお菓子の包装をかたどった車両など、ハロウィーンらしい装飾が車内をにぎわせる。
同社広報担当の志村博さんは「今年は日本最大といわれている三島のハロウィーンパレードと、修善寺のハロウィーンパレードがコラボレーションする企画に発展。両方の会場をつなげるために、鉄道会社らしいにぎわいの手伝いができればと思い今回の企画を考えた」と話す。
切り絵で装飾した水口さんは「今までにない楽しい体験。鉄道職員や小学生らと一緒に装飾するのはとても楽しい経験」と振り返る。
同社は三島と修善寺の両イベント会場を盛り上げる目的で、小学生以下の子どもを対象に駿豆線の運賃を無料にするサービスも行う。志村さんは「電車賃無料の企画は長い歴史でも初めてのこと。今回の施策が双方のイベントのにぎわいにつながってほしい」と期待を込める。