下田海中水族館(下田市三丁目)で11月23日から、「サンタクロースの餌付けショー」が始まった。
施設内にある水族船「アクアドームペリー号」の中にある、深さ6メートル・水量600トンの大水槽で行う同イベント。
水槽内には、体長1.5メートルのホシエイや、マイワシ7000匹など60種類の生物を飼育している。同イベントは、サンタの衣装に扮(ふん)した飼育員がイカ、アジ、オキアミなどのエサを魚に与える。
毎日12時50分から行う同ショーの時間は15分程度で、イカやアジなど大きなエサはホシエイなどが食べ、オキアミやプランクトンなどのエサは小型魚が食べる。プランクトンの入ったエサを与えると、約7000匹のイワシが集団でサンタクロースの格好をした飼育員に近づき、訪れた見物客たちを沸かせていた。
東京都在住の60代女性は「イワシが一斉に集まる姿を見て、とても感動した。サンタの格好にも季節感を覚えた。魚はサンタクロースのプレゼントに喜んでいるみたいだ」と話す。
えさやりを行った飼育担当の岡野司さんは「季節ごとの催しとして、6月の黒船祭ではペリーの軍服、ハロウィーンではガイコツの格好、節分には鬼などと工夫を凝らしている。来場者から人気があるため、今後も継続したい」と話す。
「より面白いものに挑戦し、来場者を楽しませる仕掛けを考えたい。コスプレについては入学式や夏休みをイメージした仕掛けもできれば」とも。
開館時間は9時~16時30分。入場料は、大人=2,000円、小人(4歳~小学生)=1,000円。