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伊豆の土産店が「金目鯛さくら干し」 サクラ見物客に「もてなし」メニューも

「漁師町のもてなしを知ってもらえれば」と村山さん(左)

「漁師町のもてなしを知ってもらえれば」と村山さん(左)

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 伊豆・稲取にある徳造丸(東伊豆町稲取)が2月9日から、期間限定商品「金目鯛(きんめだい)さくら干し」の販売を始めた。

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 同社は1926(大正15)年創業の鮮魚の加工・販売、飲食店の運営を行う企業。伊豆半島内で16の施設を運営し、伊豆の特産品のネット通販を行っている。

 金目鯛さくら干しは、キンメダイを同社の料理店に在籍する板前がオリジナルの配合でみりんに24時間漬け込み、天日干しにしたもの。

 同社の村山恵介常務は「この時期は河津桜の観光を中心に、伊豆がにぎやかになる時期。桜見物の観光客に、旅の思い出になるものと思い考案した」と話す。

 同社は現在、飲食店で「金目鯛祭り」を開催中。名物メニューの「金目鯛丸ごと煮付けとしゃぶしゃぶ膳」(2980円)が人気といい、およそ20センチの金目鯛の煮付けと、鮮度の高いキンメのしゃぶしゃぶを提供する。

 村山さんは「稲取の地域は港から深海の漁場まで距離が短く、鮮度が高いキンメダイが水揚げされる」と話す。店では「通常の1人前よりも多くの品を提供している。漁師町の稲取は客人が来ると大量の食事でもてなすので、その『漁師町のもてなし』をメニューで再現した」という。

 「今後も多くの観光客が来るシーズンを迎える。少しでも伊豆の印象を良くしていき、再度訪れるきっかけになれれば。飲食店らしいもてなしを今後も開発していき、地域活性の一翼を担えれば」と意気込む。

 営業時間は平日=10時~17時45分、土曜・日曜祝日=10時~15時45分、17時~20時15分。木曜定休。金目鯛祭りは3月31日まで。

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