旧三島市立中央幼稚園(三島市中央幼稚園)で3月31日、サークル「#(ハッシュタグ)」の新入部員面談が行われる。
日大三島高等学校(同文教町)新聞部の生徒10人で組織する同サークル。伊豆半島を中心とした情報の発見と発信を目的に活動しており、収集した情報はフリーペーパーやSNSなどを通じて広く発信していくという。
サークル設立について新聞部員の上杉萌葉さんは「昨年駿豆線沿線をテーマにフリーペーパーを作成したことや、ジオパークに関する研究発表会を通じて地域の魅力を知り、より発信していきたいと感じた。点で捉えた情報を線にしてつなげ、面として拡大し、伊豆の情報を立体化したい」と話す。
同サークルは新聞部員だけでなく、地域で活躍する「大人部員」の参加を呼び掛けている。新聞部副部長の小川由乃輔さんは「自分たちが持っているアイデアや発想力だけでなく、情報を発信するのには地域特有の歴史や伝統、さらに土地への愛情も必要。大人と自分たちが一緒に部活動をすることで、地域の情報をもっと拾い上げていきたい」と意気込む。
面接は約5分間で、面接官は新聞部員が行う。希望する活動、得意技、経歴などを聞く予定という。上杉さんは「当落を決める面接ではなく、お互いの気持ちを確認し、その人の思いを知るためのもの」と話す。
部員に求める資質について、「地域の愛情の深さ」と話す部員たち。小川さんは「全員が同じ目線で活動していく。あくまでも部活動として率直な意見を交わせる部になれば。敬語や子ども扱いのないフラットな部にしていきたい。愛の強さをぜひ教えてほしい」と期待を寄せる。
現在部員には、地元での企業経営者や企業広報担当者などが参加する予定という。
新聞部顧問の榊原あやみさんは「新聞部を指導するに当たり、自分の指導だけでは限界がある。今回のサークル発足によって高校生だけでなく、多くの人の可能性を一緒に広げていければ」と話す。
面接のエントリーは当日受け付ける。面接時間は11時~12時を予定。