伊東の作家がギャラリー開設 地域住民と一緒にものづくりの楽しみ伝える

ギャラリーと三枝さん

ギャラリーと三枝さん

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 佛現寺(伊東市)近くに2月16日、「三枝飾工房」(伊東市竹の台)のギャラリーがオープンした。

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 デザイナーで造詣作家の三枝文子さんが自宅のサンルームを改装してオープンした同ギャラリー。広さは約6畳。三枝さんの作品を展示するほか、ワークショップなども行う。

 伊東市出身の三枝さんは、東京のデザイン学校を卒業後にグラフィックデザイナーとして活躍。結婚を機に伊東にUターンし、作家活動を始めた。三枝さんの切り絵作品は、伊東の観光施設などでも販売され、びょうぶなどの大型作品は、地元の旅館や県の展覧会で展示されている。

 これまで宇佐美にアトリエを持ち、地域の公民館などを使ったワークショップを行ってきたという三枝さん。ギャラリーオープンのきっかけについて、「伊東は観光名所が多いが、手作り体験などの場は少ないと感じていた。若い女性に向けて、旅の思い出を作れる場所を作りたいと思った」と話す。

 現在、観光客だけでなく地元住民もギャラリーに訪れるという。三枝さんは「佛現寺のひなまつりの際は、散歩のついでに訪れた観光客に喜んでもらった」と振り返る。

 三枝さんは「走馬灯製作ワークショップを通じ、地元住民と一緒に新しい伊東の風景を作ろうと計画している。工芸品やものづくりを通じて、新しい伊東の名物を創出したい。伊東の魅力を多角的に引き出すきっかけを、多くの人と作り上げていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。

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