伊東の「なぎさ公園」(伊東市東松原町)を中心会場に6月2日、音楽イベント「サバーソニック&アジロックフェスティバル2018」が開かれる。
今年で2回目の同イベント。同イベントのきっかけについて、実行委員長の渡邉将さんは「伊東は地魚が多く水揚げされ、サバも名物の一つ。そのサバや魚の魅力を少しでも知ってもらおうと思った。最初はだじゃれからスタートしたが、街中多くの人が一緒になってくれ、開催することができた」と話す。
2日の本番に先駆け、現在は「サバソニ・アジロックウィーク」と名付け、市内外や遠くは石垣島まで全国150カ所の店舗がオリジナルのサバメニューの提供を行っている。
中では「花こう岩のダイヤモンド」と言われている「アジ石」の墓石をサバにちなんで380万円で提供される石材店や、「サバ読みメイク」という若さをアピールするメークを施す化粧品店など、ユニークな商品が目立つ。
現在、実行委員は2日のイベントに向けて連日遅くまで準備に追われている。2日にはサバ料理の提供のほか、大阪からスペル・デルフィン選手率いる「海鮮プロレス」のステージや、サバ好きたちで結成される「全鯖連」によるトークショーや「サバンド」によるライブなども行われる。
運営委員長の武智一雄さんは「規模は大きくなったが、サバのアピールと一生懸命バカバカしいことをやるのは昨年も今後も変わらない。その思いが多くの人の協力を得られた」と話す。
一連の動きを見ていた「本家」であるサマーソニックを運営するクリエーティブマン(東京都)もサバソニを「公認」した。同社宣伝部の平山善成さんは「最初タイトルと内容を聞いて、非常に面白いことをやっているな、と感じた。一緒に連動したことで、さらに盛り上げる要素になってくれれば、と思い公認した」と話す。
実行委員会は公式あいさつとして『おつかれサバです』を採択し、メンバー同士の気持ちを高ぶらせているという。広報担当者は「このほかに感謝の気持ちのときは『アジがとうござます』『ごちそうサバでした』などの応用編がある。この週末は伊東だけでなく、伊豆半島全体がダジャレから楽しく魚の魅力を知ってもらえれば」と話す。
開催時間は11時~18時。