「伊豆わさびの魅力を知る講座」が2月12日、伊豆市の修善寺総合会館(伊豆市修善寺)で行われた。
伊豆市内の若手ワサビ生産者が中心となり構成する「伊豆わさび発信・伝承協議会」が企画した同講座。この日は、地元のワサビ生産者や飲食業関係者や観光業関係者およそ50人が参加した。
講座は、ワサビ漬けやワサビみその作り方のほか、「伊豆わさびをより知ってもらうためには」「伊豆わさびを使ってこんなことをしたら面白い」などを課題に考えるワークショップを行い、ワサビ生産者と参加者が意見を交わした。
講座後は、「日本ウーマンズシェフ&パティシエ協会」メンバーによ、伊豆ワサビを使った料理やデザートの試食会が行われ、「アボカドとワサビの野菜ディップ」「イチゴとワサビのムース」などが並んだ。参加者たちは新しいワサビ料理の食感に驚きの表情を見せたりして楽しんだ。
埼玉県浦和市から参加したワサビ居酒屋経営者の吉田岳史さんは「伊豆のワサビに出合い、魅力に引かれてワサビ中心の料理を提供している。参加したことで、同世代の若い生産者とつながりができたのが収穫。伊豆の農家」の作ったワサビを、伊豆以外で発信することに意味があると感じた」と話す。
伝承協議会の塩谷典史会長は「参加者に伊豆わさびをより知ってもらう意見交換では、わさび農家では思いつかないような発想があり、わさびPRの可能性が見えた。今後も継続して意見交換の機会を設けたい」と話す。