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伊豆で「ワサビ講座」 若手ワサビ農家が観光関係者に魅力伝える

ワサビ田で生産者による講習に耳を傾ける参加者たち

ワサビ田で生産者による講習に耳を傾ける参加者たち

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 「伊豆わさびの魅力を知る講座」が1月29日、伊豆市中伊豆支所(伊豆市八幡)を中心に開催された。

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 伊豆市内の若手ワサビ農家を中心に構成する「伊豆わさび発信・伝承協議会」が企画。観光関係者や宿泊関係者などおよそ30人が参加した。

 講座の内容は、生産者自ら保存方法や魅力について語る座学の後、市内2カ所の筏場のワサビ田を見学する2部構成。

 流通するワサビのシェア83%を占める伊豆のワサビ。その中でも広いワサビ田として知られる筏場を見学した参加者からは、想像以上のワサビ田の広さに驚く様子も見られた。

 主催した塩谷典史会長(40)は「参加者の方からの質問が鋭いものが多く、自分たちが思っていた以上に真剣にワサビに興味を示す感じがあり、うれしかった。これからもっと真剣に良いワサビを作っていかなければと思った」と話す。

 参加者の宿崎岳大さんは「普段観光業に携わり伊豆の名産であるワサビのことは知っているつもりではいたが、実際に農家さんと会話し、ワサビ田を見ることで、よりワサビの魅力を知ることができて楽しかった」と話す。

 今後も試食会など、より理解を深める講座を開いていく。塩谷会長は「参加者の皆さまが持っている知識やアイデアを自分たち生産者が学ぶきっかけになるので、非常に楽しみ。今後も継続的に開いていきたい」と話す。

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