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伊豆のワサビ生産者が「ワサビ最中」開発 「先端の辛さ」特徴も再現

ワサビもなか「2kg18個」と本物のワサビを持つ下山さん

ワサビもなか「2kg18個」と本物のワサビを持つ下山さん

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 伊豆市を中心にアマゴ養殖とワサビの栽培を行う「下山養鱒場」(伊豆市大平)が8月1日、新商品「すりたて伊豆生わさびモナカ 2kg18本(ニキロジュウハッポン)」の販売を始めた。

 同社は社長の下山明さんの父である辰男さんが1969(昭和44)年にバスの運転手から転じて創業。創業当時は国内向けの旅館業者や釣り堀を対象にニジマスを養殖していたが、現在はアマゴの養殖とアマゴ料理店を経営しつつ、豊かな水を生かしてワサビの栽培も行っている。

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 きっかけに関して下山社長は「今年はワサビが世界農業遺産に認定されたこともあり、ワサビ農家として、ワサビの魅力を発信していくことが発想の元。モナカが好きで、ワサビ農家が作るからには本格的なものを作りたいと考えた」と話す。

 商品は130グラムの重量で、通常のモナカのおよそ4個分に相当。ワサビ色のモナカの中には、北海道産の小豆を使ったあんが入り、中心には発売当日に削った新鮮なワサビを練り込んだマスカルポーネチーズを入れている。ワサビの特色を生かすため、先端部分にはワサビ成分を多く混ぜ込み「辛み」の特徴を再現している。

 下山さんは、商品のネーミングについて「2キロの出荷箱に18本入る大きさおよそ130グラムが、ワサビ市場では最も高級とされているもの。伊豆のワサビをアピールするためこの名に恥じない、観光客にも理解できる名前を付けた」とも。

 ワサビの風味と鮮度を保つために賞味期限は冷蔵で3日と短いのも特徴。現在はインターネット通販のほか、同社の直営店2店のみの販売だが「新しいワサビスイーツとして、伊豆半島中でも広げていきたい」と展望を話す。

 価格は1本580円。