土肥金山(伊豆市土肥)で7月28日、イベント「第4回小学生砂金採り大会」が行われた。
室町時代に金の採掘始まった同金山は、江戸~昭和期にかけ隆盛した金山。推定総採掘量は、金40トン、銀400トンといわれ、佐渡金山に次いで国内2位の採掘量を誇っていた。現在は観光施設として年間15万人の来場がある。
このイベントは小学生を対象としたもので、今年で4回目。参加したのは県内外から集まった1年~6年の児童26人。競技は砂金入りの水槽にザルを持ち、30分間に取れた金の粒の数で競う。
今回優勝した山梨県在住の中山頼希(らいき)さん(小5)は、制限時間内に22粒の金を獲得し、2017年以来の3連覇を達成。中山さんは「例年に比べ、今年はあまり採取できなかったが、優勝できて良かった」とコメントした。
今後もコンテストは継続していく方向で、施設の國分歩さんは「西伊豆や土肥の魅力を多くの子どもや観光客に発信したい」と話す。