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伊豆・土肥で「菜の花舞台」公演 俳優・橋爪功さんが地元民ときずな育む

準備が進む菜の花舞台を前に、橋爪さんと地元スタッフたち

準備が進む菜の花舞台を前に、橋爪さんと地元スタッフたち

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 伊豆市小土肥(おどい)の水田で4月13日・14日、「菜の花舞台」公演が行われる。

 1994年から行っている同公演は今年で26回目。毎年、俳優の橋爪功さんが所屬する演劇集団「円」が中心となり、芝居やパフォーマンス、音楽ライブを行う。

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 菜の花が咲く水田に特設舞台を設ける。菜の花の種まきは前年の11月ごろ行い、毎年4月第2週の週末に公演を行う。今年の開花状況について、初回からイベントスタッフとして携わっている大木清司さんは「若干旬を過ぎた感じはあるが、まだまだ花盛り」と話す。

 現在本番に向けて橋爪さんと劇団員たちが稽古に励んでいる。橋爪さんは「本来舞台稽古は1カ月以上かけるものだが、この舞台は1週間ほどで稽古も装置も仕上げる。まさにてんやわんやの状況」と笑顔を見せる。

 同公演のきっかけは、橋爪さんがドラマロケで土肥地区を訪れたことから。橋爪さんと地元住民たちの交流が深まり、稽古場を建設するまでに至った。

 橋爪さんは「都心でマンションを購入する話もあったが、土肥地区の住民と酒を飲みながら話していたら稽古場を作る勢いになった。その稽古場から舞台の話が上がった。当時から地元住民たちを巻き込んでにぎやかなイベントだった」と振り返る。

 舞台装置の設営や照明担当、出演も土肥の地域住民が参加する。地元で内装会社を経営する鍵山政宏さんは舞台装置の設営を担当する。鍵山さんは「仕事を少し抜け出したり、仕事上がりに手伝いに来たりしている。もう20年以上になるが、この1週間はとても充実していて、なかなかやめめられない」と話す。

 元伊豆市職員で、自身も3年ほど舞台に出演している鈴木五十一(いそかず)さんも「役者の経験はないが、観客の前で芝居をするのが現在は何よりの楽しみ」と笑顔を見せる。

 橋爪さんは「地元スタッフも、プロ以上の動きをする人が多い。絵の上手なコンビニ店主や、仕事の早い舞台装置の人など、東京で仕事してもらいたいくらい優秀な人が多い。今は当時小学生だった土肥の子が、子どもを連れて見に来てくれる。今後も地元の人と楽しく舞台を継続させていきたい」と意欲を見せる。

 上演時間は、13日=17時30分~、14日=11時30分~。入場無料。

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