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沼津ぐるめ街道で「ヒモノラ沼津研究所」展 「味確認生物ヒモノラ」調査

万葉の湯「ヒモノラ沼津研究所」展示

万葉の湯「ヒモノラ沼津研究所」展示

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 アジの干物がモデルの架空のキャラクター「味確認生物ヒモノラ」を調査する「ヒモノラ沼津研究所」の展示が11月10日、「沼津ぐるめ街道竜宮の海鮮市場」(沼津市岡宮)で始まった。

展示されているアイテム

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 2022年7月1日の「沼津ひものデー」に誕生した同キャラクター。体重は推定約96グラム、体長は推定約20センチで、足が独自進化し歩けるようになった干物だと考えられているという設定。その姿を目にした者は発見者以外まだ現れておらず、同年9月に「Y.オオタ」がヒモノラの捜査・探索情報を収集する「ヒモノラ沼津研究所」を設立。「ヒモノラ誘導スーツ」を開発し自ら同スーツを着用し調査を行っているという。

 同施設では、ヒモノラ沼津研究所のヒモノラ誘導スーツパネル、ヒモノラ調査手袋、調査ヘルメット、海中調査カメラケース、サーチライト、双眼鏡などを展示する。

 万葉の湯の新田和弘支配人は「沼津の特産品として江戸時代からの歴史や文化がある干物を当施設でもたくさん取りそろえて販売しているが、干物を焼く手間やにおい、骨などのごみが出る、カロリーや塩分の高さなど、さまざまな要因から干物離れが起きている。総務省の家計調査によると、「塩干魚介」の 1 世帯当たりの年間支出額が約 20 年で約 35%減少し、農林水産省の「水産加工統計調査」の「塩干品」の生産量が約 15 年でほぼ半減している」と話し、「初めて『ヒモノラ』の怪獣の絵を見た時に、昭和世代の私は心引かれて面白いと思った。沼津の『味確認生物』という、『味』を『アジ』にかけるユーモアもしゃれていると感じた。この魅力あるヒモノラというキャラクターについての展示を行うことで、干物への興味や需要が少しでも広がればと考えている。沼津市の干物文化が再度広がり、干物を食べる人が増えるきっかけになれば」と期待を寄せる。

 営業時間は平日=10時~18時、土曜・日曜・祝日=10時~19時。 

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