三島市役所(三島市北田町)本庁舎2階で現在、ハクセキレイのひながふ化し、訪れる市民たちが見守っている。
ハクセキレイの巣は、本庁舎中庭の2階付近に作られ、市職員が4月30日ごろに確認。巣作りができてしばらくしてから母鳥が5つの卵を産卵。5月20日に最初のヒナがふ化してから、2~3日で全ての卵がふ化。現在ヒナは母鳥が持って来る食糧を食べながら成長を続けている。
巣は市の子ども保育課の窓口前にあり、同課の職員は巣の目の前にあるガラス部分に鳥が刺激を受けないように看板などで保護。訪れる市民に対して注意書きを促すなど、保護している。
ハクセキレイの「保育担当」となる同課の鈴木茜さんは「本業は保育園や幼稚園の運営支援など、子どもたちの成長しやすい環境をつくるのがメーン。同フロアには広報広聴や管財課などあり、子育ての部署前に巣を作るのは何か縁があるのでは」と笑う。
「市民の子どもたちの成長を支援するのはもちろん、ヒナたちが立派に巣立つまで、親鳥の環境を整え、子育てを支援していきたい」とも。