暮らす・働く 学ぶ・知る

沼津・狩野川で灯ろう流し 狩野川台風犠牲者を追悼、川面に思い託す

狩野川灯ろう流し

狩野川灯ろう流し

 「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の前日に行われる恒例行事「狩野川灯ろう流し」が7月24日、狩野川河川敷左岸の御成橋からあゆみ橋の間で行われた。

沼津夏祭り・狩野川花火大会の前日に行われる灯ろう流しの様子 = 沼津・狩野川で灯ろう流し 狩野川台風犠牲者を追悼、川面に思い託す

[広告]

 「狩野川灯ろう流し」は、1958(昭和33)年の狩野川台風による犠牲者の慰霊と、先祖の霊を供養する「川施餓鬼(かわせがき)」の祈りを受け継ぐ行事として始まった。毎年、「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の前日に開催され、沼津の夏の風物詩として親しまれている。

 当日は18時から灯ろうの受け付けが始まり、18時35分ごろから沼津市仏教会の僧侶による法要を執り行った。参列者は祭壇に線香を手向け、亡くなった家族や友人、恩人など故人への思いを胸に、灯ろうを受け取った。

 19時からは、あゆみ橋と御成橋の間に設けられた桟橋から、参加者が一基ずつ灯ろうを狩野川へ流した。ゆっくりと流れ始めた灯ろうの明かりが川面を照らし、辺りは静かで幻想的な雰囲気に包まれた。会場では足を止めて手を合わせる人や、静かに灯ろうを見送る家族連れの姿も見られた。

 会場では、狩野川台風の犠牲者への追悼だけでなく、先祖や大切な人への感謝や祈りを込めて灯ろうを流す人も多く、世代を超えて受け継がれる夏の祈りの時間となった。

 市内から参加した唐國一志さんは「30年以上毎年家族で参加している。母と妻、娘たちと参加した。今年はこれまで以上に灯ろうがとてもきれいに流れていた」と話した。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL