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沼津市出身のロードレーサーが第2の人生 「自転車の乗りやすい環境」作り目指す

第2の人生のステージとなるコナステイと平塚さん

第2の人生のステージとなるコナステイと平塚さん

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 昨年12月にプロロードレーサーを引退した平塚吉光さん(31)が、今年2月から「コナステイ伊豆長岡」で新しい仕事を始めた。

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 平塚さんは沼津市出身で、自転車クラブチームの「チームラバネロ」を経て2010(平成22)年に自転車ロードレースチーム「シマノレーシング」でプロキャリアをスタート。2019年(平成31)年から三島を拠点に活動する「ブリヂストンサイクリング」で中心的存在としてチームを支えてきたが、その年の12月に引退を発表した。

 平塚さんは引退の理由について「プロとして活動していく中で、自分の目標と現実とのギャップを感じるようになった。チームプレーとしてほかのチームメイトに迷惑を掛けてはいけないと思い、引退を決意した」と話す。

 引退後は2月からホテルを運営するコナステイ伊豆長岡(伊豆の国市古奈)で働き始めた平塚さん。「コナステイの存在は知っていて、所属するNPO法人に求人の問い合わせがあり、トントン拍子で決まった」と話す。

 今後について、スタッフとして活動しながら、ガイドライダーとしてサイクル向けの観光案内にも尽力していく平塚さん。「これまでの同施設の魅力と自分の持っている知識が合わさり、何倍にもなればいいなと思う。このエリアは冬でも雪がほとんど降らず、夏もそれほど暑くなく自転車乗りにとって絶好の場所。全国を見てもこんなに恵まれている環境はあまりなく、この地域を自転車を乗りやすい環境にしたいというのが一番の目標」と笑顔を見せる。

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