沼津の大岡団地と伝馬公園(沼津市大岡)で10月24日、「オオオカダンチマルシェ」が開催された。
この企画は今年8月に初開催し、今回で2回目。マルシェ内ではイタリアンの飲食店の出店や、ハンドメード雑貨、障がい者支援施設による手作りのスコーンやポトフ、野菜の販売などが行われた。
開催時刻となる9時に地域住民と共にラジオ体操が行われ、同園には自転車やスケートボードが楽しめる起伏のある「パンプトラック」も設置。地域住民と一体化するプログラムが行われた。
マルシェ開催のきっかけについて、実行委員長の西島由紀子さんは「祖父母が住んでいた築50年ほどの団地を譲り受け暮らしているが、住民の高齢化が進み空き部屋が目立ち始めた。まずは団地を多くの方に知ってもらい、団地だからこその良さを若い方たちに伝えたいと思った」と話す。
今後については、「次回は未定だが、団地再生につながるよう定期開催していきたい。このマルシェがきっかけとなり空き家が減っていけばうれしい。回数を重ねて、出店者を増やしたり、楽に回せる仕組みを模索していけたりできれば」と意欲を見せる。