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沼津港に「寿太郎みかん」生ジュース店 「子どもが笑顔になるジュース届けたい」

生ジュースを販売する舟久保さん

生ジュースを販売する舟久保さん

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 沼津港(沼津市千本港町)で4月1日、寿太郎みかんを使った「究極の生ジュース」を販売するキッチンカーが常設出店を始めた。

みかんの王様のバルーンが設置されたキッチンカー

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 同店を運営する農事組合法人「丸榮」代表の井上玲さんは、建設業から2016(平成28)年にみかん農家に転身。約11ヘクタールの土地で「寿太郎」や「由良」などのみかんを栽培している。

 井上さんは「西浦みかんの生産者の平均年齢は70歳を超えているため、後継者不足などの課題解決のために農事組合法人を立ち上げた。これまでの建設業時代のノウハウを生かしてパワーショベルなどを使った農作業を行っている」と話す。

 「本当においしいものを教えたい」と、2018(平成30)年からキッチンカーによる生ジュース販売を始めた。三島スカイウォーク(三島市笹原新田)と駿河湾沼津サービスエリア(沼津市根古屋)に続き今回が3店舗目の出店となる。

 メニューは、みかんを約5個使ったスモール(500円)、みかん約7個使用のレギュラー(700円)、みかん約10個使用のラージ(1,000円)の3種類。「寿太郎号」と名付けられたキッチンカー上部にはみかんの王様のバルーンを設置する。

 販売スタッフの舟久保さゆりさんは「10年ほど前に山梨から引っ越してきた。みかんが好きで、みかんの購入がきっかけで井上さんに出会い、畑にお手伝いに行くようになった。みかんがつないでくれた縁。お子さんが持って離さないようなみかんジュースを提供していきたい」と話す。

 井上さんは「子どもの笑顔が見たいと始めた生ジュース。みかんの木、一本一本を常に観察して心からかわいがっている。西浦の宝である寿太郎みかんの生ジュースを楽しんでもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~17時。火曜定休。

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