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沼津蒸留所がクラフトジンの新作 「伊豆のバラ」を使い香り豊かに

新作レイジーマスターシリーズ ヘブンリーローズを持つ永田さん、吉村さん、小笹さん

新作レイジーマスターシリーズ ヘブンリーローズを持つ永田さん、吉村さん、小笹さん

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 沼津蒸留所(沼津市上土町)が5月24日、クラフトジン「レイジーマスターシリーズ ヘブンリーローズ」を売り出した。

新作レイジーマスターシリーズ ヘブンリーローズ

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 同蒸留所は2020年9月29日にオープンしたクラフトジンの製造では県内唯一の蒸留所。現在、製造している「レイジーマスターシリーズ シルキーシトラス」を市内の飲食店や酒販店を中心に卸すほか、同所併設のテイスティングルームでも提供している。

 完成したジンはシリーズ2作目で、ベースアルコールにはクラフトビール工場「リパブリュー」(沼津市大手町)が仕込んだ富士山の湧き水を使う。香り付けには「伊豆ばら園」(賀茂郡河津町)のバラ「ドフトボルケ」「ラフランスローズ」「エンジェルフェイス」の花とジュニパーベリー、コリアンダー、カルダモンなど10種類を使用してさまざまな香りを表現した。ラベルにはバラをイメージした仙人を描いた。

 代表の小笹智靖さんは「伊豆半島の無農薬の農産物を中心に使いたいと素材を探している中、バラ園を紹介してもらった。使用するバラにはそれぞれ香りの特徴があり、初出荷のヘブンリーローズには3種類のバラを使った。バラ園で落ちてしまったり開きすぎてしまったりした花を仕入れるので、バラの配合は仕込み量によって変わる」と話す。

 スタッフの吉村誠子さんは「併設のテイスティングルームでは、ジンのアップルジュース割りも提供している。これまでジンをあまり飲んだことのない若者や女性にも飲みやすいと思う」と勧める。

 同所の永田暢彦さんは「1年間で4~5種類のレイジーマスターシリーズを作り、毎年、定番として出していきたい。春のバラを使った甘く華やかな香りのヘブンリーローズを楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。「夏にはレモングラスを使った新作を予定している」とも。

テイスティングルームの営業時間は17時~21時、日曜・祝日定休。市内酒販店のほか沼津蒸留所オンラインストアでも購入できる。

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