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沼津で保育園児向け海の教室 駿河湾の海の生物100匹と触れ合い

海の生物に触れる子どもたち

海の生物に触れる子どもたち

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 NPO法人「海プラスSOU」(沼津市西浦江梨)とダイビングショップ「ココモ大瀬崎」(沼津市西浦大瀬崎)が6月24日、「らららサンビーチ」(同市西浦平沢)で保育園児向け体験教室「地元の海で遊ぼう、海の生物とのふれあい遊び」を行った。

「ありがとう」と言いながら魚を海に帰す子どもたち

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 同教室は2015(平成27)年から「西浦保育所」(同市西浦平沢)の園児を対象に行われ、2017(平成29)年に運営を同法人理事長である杉山善一さんが引き継いだ。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止した。

 教室開催に当たって杉山さんは3日ほど前から集めた魚と、当日の朝漁師が定置網漁で取った魚約40種計約100匹を水槽に用意。杉山さんは「地元の子どもでも海に接する機会が少ないので、こんなに魚がいて魅力があるということを覚えてもらいたい」と思いを話す。

 同保育所の3歳から6歳の園児17人が参加し、歓声を上げながらタコやヤドカリ、タクナミガイなどを触ったり、泳ぎ回るクマノミやワカナゴ、ホウセキキントキなどを網ですくって観察したりして海の生物を楽しんだ。

 体験教室のほか、園児たちは2択クイズにも挑戦し、ハコフグやキンチャクダイ、コブダイが大きくなるとどんな姿になるか手を挙げて解答した。約30分海の生物との触れ合いを体験した後、子どもたちは「ありがとう」と声を掛けながら魚を海へ戻した。

 参加した児童は「アオリイカの卵はプニプニとしていた」「アジを釣ったことがあるが、今日はたくさんの種類の魚を見ることができて楽しかった」などと話し、笑顔を見せた。

 杉山さんは「子どもたちが海や海の生き物に興味を持ち、地元にはこんなにすてきで自慢できる海があるということに気付いてもらえたらうれしい。来年以降も続けていきたい」と意欲を見せる。

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