伊豆パノラマパーク(伊豆の国市長岡)が7月21日、リニューアルオープンした。
同施設はロープウエーを利用し、標高452メートルの葛城山山頂の「空中公園」から駿河湾と富士山を同時に見られる絶景スポットとして知られている。ロープウエーは全長1791メートルを約7分で昇降する。
葛城山山頂に3つの水盤を設けた「碧(あお)テラス」と山麓のイタリアンレストラン「トラットリア 伊豆 パラディーゾ」が新たにオープン。施設名を「伊豆の国パノラマパーク」から「伊豆パノラマパーク」に変更した。
「碧テラス」は2017(平成29)年にオープンした「富士見テラス」をリニューアルしたもの。富士山と駿河湾を望むウッドテラスに青色系のタイルを床に敷き詰めた水盤を設置し、ソファやベンチを備える。水盤には逆さ富士や空、雲などが映り込むのが特徴で、ワンドリンクを注文すると入場できる「ザ・ウォーター・ラウンジ」のほか、予約制の「かつらぎ茶寮 プライベートガゼボ」は1ブース5人まで利用でき、デイベッドを備える。
同レストランは伊豆の旬の食材を使い、季節ごとのメニューを提供する。ピザ窯で焼き上げる「ピッツア マルゲリータ」や「沼津港産鮮魚グリル ~ブラッドオレンジのオリーブオイルで~」「自家製パンチェッタと夏野菜のパスタ」など8種類から選べるメイン料理に5種類の前菜とパンが付く。
同施設の足立喜與和さんは「水盤に映り込む景色と富士山と駿河湾と空との一体感や没入感を体験できる。夕方に水盤に映る逆さ富士もとても奇麗なので、コーヒーなどを飲みながら、ゆったり過ごしてもらえたら。ここでしか味わえない絶景を楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は、夏季(2月16日~10月15日)=9時~17時、冬季(10月16日~2月15日)=16時30分。レストランは11時~15時。ロープウエー往復乗車料金は大人=2,000円、中学生以下1,000円(8月1日からは大人=2,400円、中学生以下=1,200円)。