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黄瀬川大橋が60日ぶりに仮橋で通行再開 本復旧には4・5年も

通行再開した黄瀬川大橋を渡る住民

通行再開した黄瀬川大橋を渡る住民

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 7月の大雨の影響で崩落した黄瀬川大橋(沼津市大岡)仮橋の設置が完了し、8月31日に通行が再開された。

通行再開した黄瀬川大橋全景。左半分が仮橋

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 同橋は7月1日から降り続いた大雨の影響で3日、橋を支える橋脚が沈下。通行止めとなり、多くの住民らが迂回路の利用などを余儀なくされていた。

 近くに住んでいる40代の女性は「橋が通行止めとなり、沼津市内に行くのに遠回りして行くので大変不便。渋滞しているときは通常10分程度で到着するが、30分以上掛かった」と話す。

 現場には、27日午後に仮の橋を設置。仮の橋は鋼鉄製グレーチング構造の橋げたを用いる。安全上、自動二輪と自転車および7.5トン以上の大型車は通行できない。

 31日13時の通行止めは、現場からホイッスルを鳴らす音を合図に沼津市側・清水町側の双方から車が橋を渡り、地元住民や工事関係者は60日ぶりの通行再開を喜んだ。

 通行再開を撮影しに来た三島市在住の70代の女性は「三島市から沼津市へ行くのにも影響があった。思った以上の復旧には驚いた。新しい橋を一目見ようと訪れた。橋が架かってほっとしている」と話していた。

 静岡県土木事務所の担当者は「今後は、本橋の復旧工事を調査・設計して進めていく予定。現在、下流で工事している黄瀬川橋の掛け替えが終了してからの工事になるので、完成には早くても4・5年かかる」と話す。

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