清水町立南中学校で10月8日、「第2回清流杯 長縄・ソーランの部」が行われた。

　同校では昨年度まで「清流祭」と題した体育祭と合唱祭を行ってきた。今年は新型コロナウイルス感染対策のため「学級リレーの部」「長縄・ソーランの部」「合唱の部」「生徒会種目の部」の4回に分けて実施し、年間グランプリを競い合う「清流杯」と名付けて開催している。

　今回の「長縄・ソーランの部」は当初9月に行う予定だったが、夏休みの延長を受けて10月に延期した。1年生から3年生までの生徒約260人が参加し、各クラスが2チームに分かれて長縄を跳び、跳んだ回数を競った後、全校生徒で「南中ソーラン」を演舞した。

　保護者向けにオンライン配信を行った。配信は、保護者との連絡ツールにグーグルのビデオ会議システム「Meet」を使い、生配信は村田憲治教頭とPTA会長が中心となって行った。校舎2階付近から3台のビデオカメラで撮影し、生配信した。

　村田教頭は「あれもこれも駄目と、やめることは簡単だが、できることはないかと模索し、子どもたちの頑張る姿を当日来られない保護者に届けるため配信することにした。ソーランの時には90人の保護者が視聴した」と話す。

　生徒会長の塩川和泉さんは「去年コロナがはやりだした時は怖くて何もできなかったが、今年になっていろいろと分かってきて感染対策に気を付けながらできるようになった。学年関係なく、全生徒でこうして行事ができてよかった」と感想を述べた。

　渡辺校長は「『クラスのベストが出せて良かった』『ソーランは3年生が声を出して迫力があったので、格好良かった』など、生徒から肯定的な意見が多く寄せられた。見ていて、生徒たち自身が楽しんで表現しているな、と思えたのでとてもうれしかった」と話した。