静岡県立沼津商業高校(清水町徳倉)の3年生が沼津商業高校で10月28日、11月12日・13日に開催する「沼商屋(=ヌマショップ)」についての記者会見を行った。
ヌマショップは今年で21回目で、同校総合ビジネス科経営コース3年生35人が取り組む授業。地元で収穫・生産された産品を販売する。清水町と清水町ゆうすい未来機構の協力の下、2019年から販売場所を沼津市からサントムーン柿田川(清水町玉川)に移している。
今年は栗原商店(伏見)と共に商品開発にチャレンジし、20代~30代の女性向けに琥珀(こはく)糖「シュクルコロン」を開発。「疲れた女性にごほうび」をテーマに6色を展開する。
開発に携わった生徒の一人は「宝石の原石のような形を作った。商品を手に取ってもらったときの癒やしを想定して、持って楽しんでもらえるように開発した」と話す。
商品のパッケージは同校情報ビジネス科マルチメディアコースの生徒が制作。今後3年程度をめどに、清水町の名産品化を目指すという。
この事業をサポートしているツナゲル(沼津市高島町)の榎昭裕さんは「今回の授業を通して得た販売や広報・伝えることの難しさと楽しさを次年度の後輩に経験やノウハウとして継承してほしい」と話す。
価格は各400円。産品の販売時間は10時~17時。