沼津市立看護専門学校(沼津市大諏訪)で10月12日、宣誓式「看護のこころを誓う会」が行われた。
宣誓式では、同校の2年生25人が白衣に身を包み、ナイチンゲール像の前にともされた火をろうそくに移し、それぞれが目指す看護師の未来像を誓った。同校では例年ナイチンゲールの日の5月12日に同会を行っているが、新型コロナウイルスの影響で今年は10月の実施となった。
2年生の宮前佑吏さんは「これまでの実習では一人一人性格が違い、その人に合ったケアをするのが難しいと感じた。患者さんがその人らしい日常生活を送ることができるよう、コミュニケーションを取りながら看護をしていきたい」、吉岡奈緒さんは「患者さんに寄り添い、信頼関係を築ける技術を身につけ、患者さんの気持ちを捉え尊重する看護をしていきたい」と話していた。
伊藤浩嗣校長は「看護師はチーム医療の礎。患者と身近で接する看護師は患者の肉体面や精神面などの把握が必要。今後看護師として本当に進んでいけるか、何度も自問する機会があると思う。周りの人たちに助けてもらいながら、苦しみを乗り越え、多くの知識を身につけてほしい。患者が何を望んでいるかを見極め、心に寄り添う看護ができる看護師に成長していってほしい」とエールを送る。