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沼津の造形作家が作品展 恐竜や生き物を鉄でリアルに再現

野口大さん

野口大さん

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 沼津の造形作家野口大さんの作品展「野口大 鉄の生き物展」が10月4日、ららぽーと沼津(沼津市東椎路)内にあるコミュニティースペース「沼津コート」で始まった。

展示されている「スズメバチ」(手前)と「オニヤンマ」

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 地元での作品展開催は初となる同展。鉄のパーツを組み合わせて作った全長約80センチのスズメバチや、絶滅種の巨大魚ダンクルオステウス、ギラファノコギリクワガタ、アカテガニ、ヤモリなどの造形作品13点とパネル6点を展示する。

 看板店を経営する傍ら、造形作品の製作を行っている野口さん。2018(平成30)年ごろから番線と呼ばれる鉄骨の荷物を縛る針金で帽子スタンドや、猿、ロボットなどを作り始め、2年半前からは、鉄板と針金を組み合わせた生物を作り始めた。造形作家になったきっかけについては「同年、父親が経営していた看板店の2代目社長に就任した際に弟と話し合い、他社と価格競争するのではなく、誰にもまねできないことをやっていくことにした」と振り返る。

 市内在住の小学3年生・小野結斗さんは「恐竜図鑑で見たことがあるダンクルオステウスがいてうれしかった。カニのハサミがハートのようになっていた。鉄なのに本物の生き物のようだった」と感想を話した。

 野口さんは「鉄という素材の経年変化には、命があるようで魅力を感じる。作品が、海風に当たったり手で触ったりしたところがさびて赤さびになるのもかっこいい。沼津にこんな作家がいるこということを知ってもらえたら」と話す。

 開催時間は、平日=10時~20時、土曜・日曜・祝日=10時~21時。入場=無料。10月31日まで。

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