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沼津の町工場が「フレームデスク」新モデル 「ロコモ」対策の子ども向けに

多機能製フレームデスクを使用する小学生

多機能製フレームデスクを使用する小学生

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大諏訪にある町工場「伊藤工業」(沼津市大諏訪)が10月12日、新商品「多機能製フレームデスク」の販売を始めた。

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 同社は溶接・製缶加工・板金・3Dレーザー加工のコア技術を持つ鉄工所。現在は国内だけでなく、海外でもその技術を使い事業を展開している。2020年からは自社の3D設計・加工技術を生かした機能性フレームデスク「KAKINE(カキネ)」を販売している。

 同商品はKAKINEシリーズの技術を応用した新作の机で、従来のフレームデスクよりコンパクトなサイズで子ども向けに開発した。開発した松本正さんは「近年はゲームやスマホだけでなく、リモート授業によるノートパソコンやタブレット利用など子どものデジタルデバイスの利用時間が多い。猫背の姿勢のままで取り組んでいるとロコモティブシンドロームになり、成長を妨げる要因になる。この机で正しい姿勢のまま勉学に取り組んでほしい」と商品開発のきっかけについて話す。

 天板は変更でき、フレームは継続して使える。「成長に合わせて変えることができるので、持続的に使用できる」と松本さん。

 今後について、「今後も町工場の技術を使い、オリジナル商品を生み出していきたい」と展望を話す。

 価格は9万9,000円~。

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