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沼津に創業支援シェアオフィス「コンパス」 地元信金スタッフが常駐

地場産間伐材を活用したコンパスのシェアオフィス

地場産間伐材を活用したコンパスのシェアオフィス

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 「コワーキングスペース&シェアオフィス『コンパス』」(沼津市高島町)が7月17日、オープンした。

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 2019(平成31)年まで沼津信用金庫 駅北支店として営業していたビルを活用した同施設。企業活動の拠点として、起業家やクリエーターの集積・コラボレーションを促し、地域活性化や産業振興を図る。

 1階は商談・相談スペースと、公募で選んだIT企業「アーティスティックス」が今年3月から入居している。2階はシェアオフィス7ブースとコワーキングスペース(8席)を備え、3階にはワークショップスタジオと沼津高専のサテライト拠点を展開する。

 2階には信用金庫スタッフがインキュベーションマネジャーとして常駐する。入居者の経営支援、営業促進、信用金庫の顧客マッチングなどに対応する。室内は愛鷹地域産の間伐材を活用したデスクを並べ、作業ができるスペースを備える。

 同施設は、神奈川県のシェアフィス型ビジネスインキュベーション施設「mass×mass関内」と業務提携する。今後は横浜の起業家約90人との交流なども予定している。

 沼津信用金庫地域創生部地域活性担当者の山本裕二さんは「信金職員による定期的な面談など、伴走型支援が特長。点と点がつながって和気あいあいと情報交換できるのもシェアオフィスの魅力。コンパスという名前には、まちの羅針盤として港に起業家が集まり、港から出港していくという意味を込めている。沼津で創業したいという方や、創業間もない方に利用してほしい」と話す。

 月額使用料は、コワーキングスペース=1万円、シェアオフィスは、 1人用=1万5,000円、2人用=2万円。

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