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沼津・庄司美術館が再オープン 新メンバー迎え「動く美術館」目指す

山口源さんの作品を紹介する松永さん(左)と大木さん

山口源さんの作品を紹介する松永さん(左)と大木さん

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 沼津にある「沼津市庄司美術館(愛称=モン・ミュゼ沼津)」(沼津市下一丁田)が1月6日、再オープンした。

館内の様子

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 同施設は元沼津市長である故庄司辰雄さんが設立した私設美術館。2000(平成12)年に庄司さんの遺族が同施設を沼津市に寄贈し、市が運営する美術館としてオープン。版画家・山口源をはじめとする地元にゆかりのある作家作品や資料を5000点以上所蔵する。

 2022年3月までNPO法人沼津文化協会が運営していたが、その後の指定管理者が不在となり、4月から閉館していた。そこで、館を運営していた一部メンバーが、市内在住の20~40代の新メンバーを加え、新たに館を運営するNPO法人「レザミ・デ・ザール」(同)を設立。指定管理を受け、今回の再オープンにこぎ着けた。

 同法人理事長で副館長の松永純さんは「これまで美術館を運営していたが、今後は若い世代と一緒に子どもたちにアートに触れ、体感してもらえる企画を考えている。SNSでの情報発信や市内の小中学校で作品を公開・展示するなど、以前とは異なり動く美術館を目指す」と話す。

 同法人の理事でグラフィックデザイナーの大木真実さんは「アートは自身の創作活動に刺激を与え、暮らしを豊かにする存在。その存在を常に発信していき、市民に知ってもらう施設を目指していきたい」と抱負を話す。

 開館時間は10時~17時。月用休館。入館料は大人=200円、小中学生=100円市内の小中学生は無料)、未就学児無料。

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