伊豆半島を中心にキャンプ場の運営・プロデュースを行う「ヴィレッジインク」(三島市大社町)が「キャンプあるあるかるた」の販売を始めて1カ月がたった。
西伊豆町で1日1組を受け入れるプライベートキャンプ場のほか、福岡県、佐賀県、群馬県でキャンプ場や商業施設などを運営する同社。かるたの開発・販売を行うのは初めて。
同社の佐藤祐介さんは「自社でネット通販での展開を行ってきたが、取り扱う商品は大型テントなど企業向けのものが多かった。新商品の開発に当たって、キャンプ場で楽しめて、キャンプ好きがプレゼントされて喜ばれる商品にしたかった」と経緯を話す。
かるたは絵札44枚・読み札44枚のセット。「世界一うまいなこのカレー」「たき火でダウンが穴だらけ」「火がつかなくてこまったぜ」など同社のスタッフたちが考えた、キャンプによくあるエピソードが並ぶ。
昨年10月にクラウドファンディングサービス「Makuake」でテスト販売を行い、期間中に100セット以上販売したことから、正式販売に踏み切った。売れ行きは好調で、「キャンプ好きだけでなく、アウトドア初心者の人にも届いている。キャンプでのコミュニケーションにもつながっている」と佐藤さん。
今後について「社内スタッフだけでなくユーザーを巻き込んだ商品開発を行ってみたい。かるたも防水仕様や野菜が切れるようなバージョンアップもできれば」と笑顔を見せる。
価格は2,500円。オンラインショップで販売する。