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三島の飲食店が「野菜マシマシ」ギョーザ開発 野菜のうまみ生かす

「旨(うま)みたっぷりぎょうざ」「スタミナ旨塩ぎょうざ」の2種を持つ関係者たち

「旨(うま)みたっぷりぎょうざ」「スタミナ旨塩ぎょうざ」の2種を持つ関係者たち

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 「にしはらグループ」(三島市富田町)が3月1日、新商品「野菜マシマシ」ギョーザ2種を発売した。

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 県東部を中心にラーメン店「一番亭」や豚カツ専門店「かつ銀」、お好み焼き店「ぼて福」3ブランド18店を運営する同グループ。今回は一番亭ブランドで「旨(うま)みたっぷりぎょうざ」「スタミナ旨塩ぎょうざ」の2種を開発し、同社の冷凍販売機で販売する。

 同商品の開発には静岡県が協力。健康政策課の赤堀摩弥さんは「静岡県は平均寿命でも5位に入る長寿県。しかし、脳出血や脳梗塞などの脳疾患での死亡率が全国平均より高い。因子の高血圧を防ぐために野菜の摂取を推進してきたが、さらなる認知と行動変化を考えた」と話す。

 同社は県の減塩で野菜メニューを開発してほしいという要望に対して、2022年9月に料理評論家や大学教授らとプロジェクトチームを組成。野菜をおいしく食べられる商品としてギョーザを選定し、試食会を重ねて商品開発を行った。

 2商品はどちらも肉が入らない野菜のうまみを生かしたギョーザ。あらかじめたれに当たる成分を配合しているので、たれのつけすぎによる塩分の過剰摂取を防止できる。

 西原洋平社長は「おいしく野菜を食べてもらうため、本来は肉で出しているうまみを、野菜の素材やだしを使うことでカバーした。高齢者から子どもまで評価してもらえるギョーザに仕上がった」と話す。

 ギョーザの自動販売機を設置販売を支援する「うさぎ薬局」(伊豆市小立野)の加治亜世社長は「普段薬局は病気になった人が薬をもらう場所で、健康な人にとって縁遠い。このギョーザを販売することで、健康な人にも認知が広がり、健康について意識が上がっていけば」と期待を寄せる。

 価格はいずれも36個=1,000円。

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