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沼津の飲食店が三島産小松菜応援事業 サラダバーやピクルスでフードロス対策

サラダバー用の小松菜とピクルスを持つ、西原社長

サラダバー用の小松菜とピクルスを持つ、西原社長

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 飲食チェーン「にしはらグループ」(三島市富田町)が4月5日から、フードロスへの取り組みとして三島産小松菜の消費促進事業を行っている。

サラダバー用の小松菜とピクルス

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 1951(昭和26)年創業の同社。現在三島市を中心に、とんかつ店「かさねとんかつかつ銀」、中華料理店「らーめんの一番亭」、お好み焼き店「お好み焼きぼて福」18店舗を展開している。

 西原洋平社長は「当社の経営方針として、消費者の健康を考えるメニューの提供し、食を通して地域の魅力を伝えたい。そのため地元農産物を積極的に使っている」と話す。

 同社が使う三島産小松菜は、急激な気温上昇により規格外のサイズに育ってしまった物で、これまで流通に乗せられず廃棄処分していた物という。西原社長は「廃棄される前に有効使用して生産農家の労力に応えたい」と話す。

 今回の収穫で店舗で利用する小松菜は約250キロ。とんかつ店「かつ銀」では、食べ放題のサラダバーに小松菜を使うほか、同店スタッフのアイデアでピクルスにして提供も行っているという。

 西原社長は「ピクルスは、酢の風味を生かしながら小松菜の歯応えやみずみずしさも感じられる。今後も地域食材を使い、健康的な食事を提供できるよう、良好な関係を構築しながら地元農家の支援を積極的に行っていきたい」と話す。

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